奈波の読書記録

本の紹介と記録

「エレジーは流れない」の読書記録

昭和時代は団体旅行も盛んだった。観光地はその恩恵もあり栄えていた。今となっては昔のお話。

そんな土地にある、観光客を相手に商売をしている家でたびたび考えられてきたのだろう。家業を継ぐのか、継がないのか。

学びたいことを学べる環境があるのだから、新しい仕事や土地へ移ることもできる。選択肢があるのはいいことだ。あとは自分の感情とどう折り合いをつけるか。そういう選択がされてきたのだと考えさせられた。

地方の穏やかなのんびりした空気はなくならないでほしいな。